



レンジには、単機能レンジ、オーブンレンジ、スチームオーブンレンジなど、様々な種類があります。それぞれ特徴が異なるため、ご自身のライフスタイルや料理の頻度に合わせて選ぶことが大切です。
ご自身のライフスタイルや料理の頻度に合わせて、最適なものを選びましょう。
ヘルツフリーとは、家電製品が50Hzと60Hzのどちらの周波数の電気でも使用できることを指します。日本の家庭用電力は、東日本が50Hz、西日本が60Hzと地域によって異なるため、ヘルツフリー対応の家電製品であれば、引っ越しなどで地域が変わってもそのまま使い続けることができます。
庫内容量によって、一度に温められる料理の量や、大きさが変わってきます。単機能レンジ・オーブンレンジを選ぶ際には、家族の人数に応じて選ぶのがポイントです。
1人~2人の場合:17~25L
一人暮らしの方や、お弁当などを温める程度であれば、20L前後の容量があれば安心です。コンパクトで場所を取らないため、キッチンが狭い方にもおすすめです。2人世帯であれば、20L~25Lを目安に考え、作りたい料理や機能、よく使う食器のサイズなどによって購入するレンジを選びましょう。
3人以上の場合:26L以上
3人以上の家族や、大皿料理を頻繁にする方におすすめです。自動メニューが豊富だったり、高出力で調理できるモデルが多いです。
レンジを設置する際には、庫内容量だけでなく、設置スペースも十分に考慮する必要があります。
本体サイズ
レンジ本体の幅、奥行き、高さに加え、ドアを開けた際の最大幅も確認しましょう。
設置スペース
レンジを設置する場所の幅、奥行き、高さに十分な余裕があるか確認しましょう。
放熱スペース
レンジは熱を発するため、背面、左右、上部に一定のスペースが必要です。
コンセントの位置
コンセントの位置が、レンジの設置場所から届く範囲にあるか確認しましょう。
作業スペース
レンジを取り出す際や料理を取り出す際に、十分な作業スペースを確保しましょう。
扉の開き方
ドアの開き方も設置場所に関係する場合があります。しっかりとドアの開き方も確認しておきましょう。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
![]() |
扉を一時的に台として利用できます。 | 高めの台に設置する場合は不向きです。 |
![]() |
設置場所の高さを選ばず 出し入れがしやすいです。 |
ドアの開閉スペースの確認が必要です。 |
レンジの温め機能は、マイクロ波という電磁波を利用して食品を温める機能です。マイクロ波は、食品に含まれる水分に吸収され、水分子を振動させます。この振動によって生じる摩擦熱が食品全体に伝わり、短時間で温めることができるのです。
センサー方式
レンジには、食品の状態を感知し、最適な加熱を行うために様々なセンサーが搭載されています。主なセンサーの種類と特徴を解説します。
食品の重さを測定し、加熱時間を自動で調整します。これにより、食品の種類や量に合わせた最適な加熱が可能になります。
※食器の重さによって左右するため注意が必要です。
食品から放射される赤外線を測定し、表面温度を検知します。これにより、食品の表面温度を一定に保ち、焼きムラを防ぎます。
【湿度センサー】食品から発生する蒸気を感知し、加熱時間を調整します。これにより、食品の水分量を保ち、乾燥を防ぎます。
(オーブン・グリル加熱時使用)
【蒸気センサー】
レンジ庫内の湿度、つまり食品から発生する水蒸気の量を感知することで、加熱時間を自動で調整します。
(レンジ加熱時使用)
2品同時温め機能
2品同時温め機能は、一部の電子レンジやオーブンレンジに搭載されている便利な機能の一つです。異なる温度や種類の食品を、一度に温めることができるため、忙しい朝や食事の準備時間を短縮したいときに役立ちます。
※すべてのレンジには搭載されていません
オーブン機能は、電子レンジに搭載されている機能の一つで、ヒーターを使って庫内全体を温め、食材を焼く、煮る、蒸すといった様々な調理ができる機能です。電子レンジのマイクロ波による加熱とは異なり、オーブンの熱で食品の外側からじっくりと加熱するため、より本格的な料理を作ることができます。
ヒーターの加熱
オーブンレンジの庫内には、上ヒーターと下ヒーターが設置されており、これらによって庫内全体が加熱されます。
熱風対流
一部のオーブンレンジでは、ファンによって熱風が庫内を循環し、食品に均一に熱を加えることができます。
温度調節
温度設定ができるため、料理に合わせて最適な温度で調理できます。
2段調理
オーブンレンジを中心に搭載されている機能で、上下2つの段で同時に異なる料理を調理できるというものです。上下にヒーターや熱源が配置されており、それぞれ独立して温度や時間を設定できることで実現しています。また、庫内にはファンが搭載されており、熱を均一に循環させることで、ムラなく調理することができます。
※すべてのレンジには搭載されていません
スチーム機能とは、オーブンレンジに搭載されている機能の一つで、高温の水蒸気を利用して食材を調理する機能です。一般的なオーブンが熱風で食材を焼くのに対し、スチーム機能は水蒸気の力で食材を蒸し焼きにすることで、食材の水分を保ちつつ、ふっくらと仕上げることができます。
スチームオーブンレンジの「スチーム」にも種類があります。スチームの温度が異なり、料理の仕上がり等も異なって きます。好みの仕上がり、用途に合わせてスチームの種類を検討しましょう。
簡易スチーム式
簡易スチーム式は、発生させたスチームで食材をあたためたり、蒸したりするタイプのモノ。機能があたためるのと蒸すだけのシンプルなモノなので、比較的リーズナブルなモデルが多いのが特徴です。給水方式は角皿に直接水を注ぐタイプと水を入れたスチームカップを角皿に置くタイプに分かれます。どちらも構造がシンプルなため、お手入れしやすいのがメリットです。
加熱水蒸気式
あたためや蒸す機能に加えて、焼く機能が備わっているのが「過熱水蒸気式」。ヒーターで100℃以上に加熱した水蒸気を「過熱水蒸気」といい、その水蒸気と複数のヒーターを組み合わせて調理するモノが主流です。給水方法はタンクに水をためるのが一般的。高性能モデルで採用されています。過熱水蒸気式のメリットは、食材を外はカリッと、中はしっとりとした仕上がりにできること。また、食材の油を落とせるため、ヘルシーな料理にも挑戦できるなど、料理好きの方におすすめです。
ノンフライ機能
油で揚げず、熱風や過熱水蒸気を使って加熱調理する機能です。油を使わないので、通常の揚げ物と比べて油分が少なくサクサクとした食感に仕上がります。ダイエット中の人やヘルシー志向の人に最適な機能です。
※すべてのレンジには搭載されていません
レンジの便利な機能を徹底解説!レンジは、忙しい現代人の生活に欠かせない家電製品の一つです。ただ温めるだけでなく、様々な便利な機能が搭載されており、より快適な調理をサポートしてくれます。
※すべてのレンジには搭載されていません
スマートフォン対応
スマートフォンアプリと連携することで、レンジでできることは多岐にわたります。
遠隔操作: 外出先からでも、スマートフォンアプリでレンジの操作が可能。帰宅前に温めを開始したり、タイマー設定をしたりできます。
レシピ検索: アプリ内のレシピデータベースから、作りたい料理を選び、レンジでの調理設定を自動で調整できます。調理履歴の記録: 過去の調理データが記録され、次回の調理に役立つ情報として活用できます。
調理履歴の記録: 過去の調理データが記録され、次回の調理に役立つ情報として活用できます。
音声操作: スマートスピーカーと連携することで、音声でレンジを操作することも可能です。「1分チンして」など、簡単な言葉で操作できます。
異常検知: レンジの異常を検知し、スマートフォンに通知を送る機能も。万が一の場合でも安心です。
オートメニュー
レンジのオートメニューは、あらかじめ食品の種類や量、加熱時間、出力などがプログラムされたメニューのことです。ボタンを押すだけで、自動的に調理してくれるため、料理初心者の方でも簡単に本格的な料理が楽しめます。また上位モデルだと100種類以上のメニュー数を登録しているものもあり、煮物、焼き物、蒸し料理など、手軽に料理の幅が拡がります。
発酵
レンジの発酵機能は、パン生地やヨーグルトなど、発酵させる必要がある食品を、レンジ内で適切な温度と湿度で発酵させる機能です。ホームベーカリーやヨーグルトメーカーを使わずに、手作りパンやヨーグルトを作ることができます。
気になるメーカーのレンジを商品ラインナップから選びましょう。
パナソニックのレンジは、スチーム機能や自動メニューなど、多様な機能を搭載しており、毎日の料理をサポートしてくれます。
【代表的な機能】
スチーム機能: たっぷりのスチームで、食材をふっくらと仕上げます。
自動メニュー: 肉料理、魚料理、お菓子など、様々な料理の自動メニューが搭載されています。
両面グリル: 食材を両面から同時に加熱し、短時間で焼き上げます。
発酵機能: パン生地やヨーグルトの発酵ができます。
お手入れのしやすさ: 自動洗浄機能や、庫内を簡単に拭き取れる素材を使用している機種もあります。
東芝のレンジは、**「石窯ドーム」**という独自の技術を搭載していることが大きな特徴です。この技術により、食材の芯まで熱を通し、外はカリッと中はふっくらと、まるで石窯で焼いたような本格的な焼き上がりを実現します。
【代表的な機能】
高火力: 業界トップクラスの高温で加熱することで、食材の旨みを閉じ込め、短時間で調理できます。
熱対流: ドーム型の庫内構造により、熱が対流して食材全体に均一に熱が伝わり、ムラなく焼き上げます。
遠赤外線加熱: 食材の表面を焦がさずに、芯までじっくりと加熱します。
過熱水蒸気調理: スチームと高温の熱風を組み合わせることで、食材の栄養を逃さず、ふっくらと仕上げます。
日立のレンジは、**「Wスキャン」**という独自の技術を搭載していることが大きな特徴です。この技術により、食材の重さと温度を同時に計測し、最適な加熱時間を自動で設定することで、ムラなく美味しく調理することができます。
【代表的な機能】
Wスキャン: 重量センサーと赤外線センサー: 食材の重さだけでなく、温度も感知することで、より正確な加熱が可能になります。
自動調理: 食材の種類や量を自動で判断し、最適な加熱時間を設定します。
ムラのない加熱: 食材の中心までしっかりと火が通り、温めムラや冷えを防ぎます。
ヘルシー調理: 油を使わずに調理できるため、ヘルシーな食事に貢献します。
取り外し可能な部品: 部品を取り外して洗えるので、清潔に保てます。
シャープのレンジは、**「ヘルシオ」**というブランドで知られており、過熱水蒸気を使った調理が特徴です。過熱水蒸気とは、100℃以上の高温の水蒸気のことで、食材の表面をカリッとさせながら、中はふっくらと仕上げることができます。
【代表的な機能】
過熱水蒸気調理: : ヘルシー調理: 油を使わずに調理できるため、ヘルシーな食事に貢献します。
素材の味を引き出す: 食材の旨みを閉じ込め、素材本来の味を引き出します。
高性能センサー: 赤外線センサー: 食材の温度を感知し、最適な加熱時間を自動で設定します。
絶対湿度センサー: 食材の水分量を感知し、焼き加減を自動で調整します。
フラット庫内: 庫内がフラットなので、汚れがこびりつきにくく、お手入れが簡単です。