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保育士か、家電販売か——迷っていた私が、売り場で見つけた「自分の居場所」。

長谷川 3年目
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販売員 長谷川

3年目社員。学生時代は教育学部で障がい者教育・子育て支援を学ぶ。「人の暮らしに寄り添いたい」という軸でコジマに入社。現在は、理美容コーナー担当。2年目には、スポンサー(後輩教育担当)も務める。

教育学部で、子育て支援や障がい者教育を学んでいました。最後まで迷っていたんです、保育士になるか、家電販売の道に進むか。知識ゼロで飛び込んだ売り場は、想像以上に奥深くて、想像以上に温かかった。これは、3年目の私がようやく語れるようになった、自分の居場所の物語です。

「東京に行きたくて」、その一言で決まった

家電量販店、と言われて何を思い浮かべますか? 私が最初に意識したのは、小学生の頃でした。家族で家電量販店に行った日、特に何かを買う予定もなく入ったお店で、店員さんがシャープのお掃除ロボット「ココロボ」を丁寧に説明してくれて。買うつもりがなかった両親が、その接客で購入を決めたんです。「接客って、こんなに人の生活を変えられるんだ」——その印象が、ずっと残っていました。

大学では教育学部で、子育て支援や障がい者教育を専攻。そこで、「社会全体で子育てをする」という社会目標に出会い、保育現場だけでなく、子どもや障がいを持つ方が訪れる小売業の世界で「子育て支援」の実現に挑戦したいという気持ちが生まれました。また、学生時代はドラッグストアでアルバイトもしましたが、レジ業務が中心で、お客様と深く話す機会があまりなかった。「もっとお客様と長く関われる仕事がいいな」と考えるようになって、家電量販店を視野に入れました。

それともう一つ、私には大きな憧れがあったんです。愛知県出身の私にとって、東京は憧れの場所で。1人暮らしをして、自分の好きな家電や家具に囲まれて生活したい——その夢も、就活の原動力でした。

その両方が叶うかもしれないと思えたのが、コジマの会社説明会でした。採用担当の本田さんが「私も、東京で働けるのが入社を決めた理由の一つだった」と話してくれて——「あ、ここなら東京に行けるんだ!」と。最終面接でも「関東の中でもどの県がいいの?」と聞かれて「東京です」と答えたら、とても好意的に受け止めてくださって。説明会で気になっていたSmile活動について質問した時には、面接中にもかかわらずパソコンの画面を目の前で見せながら説明してくれました。実演イベントや手書きPOPで、お客様自身が選びやすくなる工夫を続けている——お客様第一の姿勢が、自分のやりたいことと重なって見えました。

保証ゼロの夜と、同期と先輩の支え

こうしてコジマへ入社した私ですが、最初の壁は意外と早く訪れたんです。入社2ヶ月後、売り場に出始めたばかりの頃に、保証獲得の件数を競う社内レースが始まりました。商品知識もまだ不十分なのに、保証を取るにはまずお客様に商品を決めていただかなきゃいけない。1件も取れない日は、家でも落ち込みました。

そんな時、本当に救われたのが周りの環境でした。同期と電話でロールプレイングをしたり、家で夜中まで仕事の話で盛り上がったり。スポンサーの先輩はご飯に連れ出してくれて、いろんな話を聞いてくれました。

特に忘れられないのが、スポンサーの先輩がいつもかけてくれた言葉です。「仕事に来ているだけで、偉いよ」。悲観的になりがちな私には、その一言が本当にハッとさせてくれて。今でも、辛い日に思い出します。

コジマの「人の温かさ」を象徴する出来事は、もう一つあります。電話機を壊してしまった時のことです。電話線が垂れ下がっていて、急いで通った時につまずいて、電話機の画面が見えなくなってしまった。怒られるのを覚悟して店長に報告したんですが、開口一番「怪我はなかった?」と心配してくださって。「壊れたのは仕方ない。電話機がそういう場所に置かれていた環境が良くなかった。長谷川さんは悪くないよ、ごめんね」と。「怪我につながる前に気づけてよかった」とまで言っていただいたんです。失敗を個人の責任にせず、環境の問題として一緒に考えてくれる——陽だまりって、こういうことなんだ、と心の中で思いました。

「ありがとう」が連鎖した、ドライヤーの赤と青のタグ

2年目になって、新入社員のスポンサーを担当することになりました。教育学部で学んだ「自主性を引き出す」考え方が、思わぬ形で活きています。あれもこれも全部教えるんじゃなくて、後輩から「教えてください」と求められたことに対して、しっかり教える。関連する業務を「こういう仕事もあるんだよ」と少し匂わせるように声をかけて、後輩が自分から気づいて質問してくれるのを待つ。「これ、納期って確認した方がいいんですよね?」と聞きに来てくれた時は、心の中で「あ、来た!」とガッツポーズです。

後輩への接し方だけじゃなくて、店舗のメンバー同士のやりとりにも、「ここで働けてよかった」と感じる瞬間がたくさんあります。最近、こんなことがありました。レジのPAさんから「ドライヤーの在庫が、棚下にあるのかレジ裏にあるのか分かりにくい」と教えていただいて。気づけていなかった視点だったので、まず「ありがとうございます」とお伝えして、赤いタグと青いタグで分ける仕組みを作ったんです。青いタグは棚下、赤いタグはレジ裏、と。

そうしたら、PAさんから「すごく分かりやすくなった、ありがとう」と。品出しの方からも「どっちに置くかが分かるようになって、ありがとう」と。探す手間がなくなって回転率も上がったみたいで、店長代理からも「ありがとう」と言っていただけて。一つの「ありがとう」から、次の「ありがとう」が連鎖していく。陽だまりって、こんなふうに広がっていくんだと実感しました。

後輩には、よくこう伝えます。「聞くか迷うくらいなら、聞いて」。分からない時に聞くのもいいけど、聞くか迷うこと自体に止まってしまう瞬間ってあると思うから、その時こそ聞いてほしい——あの日、先輩や同期に救われた私だからこそ、伝えたい言葉です。

「自分の居場所」は、ここにあります

入社して2年とちょっと。社員割引で除湿機を買い、ソーダストリームも検討中。自分が勉強した商品をお客様に提案して「なるほどね」と言ってもらえる瞬間が、何より嬉しいです。

不安を感じているなら、大丈夫。先輩社員は優しくフォローしてくれますし、困ったら聞ける環境があります。私自身も、まずは店舗のどの売り場でも一人で接客できるように。いずれは主任になって、大学で学んだ障がい者支援や子育て支援の取り組みを、店舗の中で形にしてみたい——そんな夢が、少しずつ膨らんでいます。

自分の居場所は、きっとここにあります。お会いできる日を、楽しみにしています。