



2025.09.15
お米を炊くうえで必要なものと言えば炊飯器。日本では主食であるからこそ、炊いたお米はおいしくいただきたいですよね。そこで今回は、炊飯器の選び方とおすすめ商品など、人気のメーカーを中心にご紹介していきます。炊飯器と一言で言ってもコスパ重視のものから品質重視のものまであり、種類も豊富です。ご自分のライフスタイルに合わせた、最適な炊飯器を見つけてみてください!
炊飯器を選ぶ上で大切なポイントは3つ。容量と炊飯方式、そして予算です。まずはこれらをしっかりと抑えたうえで、ご自宅に合った炊飯器を選びましょう。
炊飯器を選ぶ上で家族構成は、非常に大切なポイントになります。価格帯も異なってくるため、1回で炊くことができる容量で炊飯器を選びましょう。目安とすれば、1人1食あたりを0.5~1合として考えましょう。
炊飯器には大きく分けて3つの炊飯方式があります。IH、マイコン、ガスのの3種類があります。それぞれの炊飯方式について順に説明していきましょう。
induction Heating(誘導加熱)によってお米を加熱する方式です。一般に電磁調理器と言われています。本体中に電流を流すコイルが設置されており、それによって金属製の炊飯容器を加熱する仕組みになっています。全体をむらなく炊き上げることが特徴で、熱のロスが少なく、電気代の節約にもつながります。
IHと同じく電気を利用する炊飯器ですが、こちらは本体に内蔵されたヒーターで窯の底を加熱する方式です。ヒーターの過熱をマイクロコンピューターで制御するため、マイコン炊飯器と呼ばれてます。安価な商品が多く、手軽に導入できるのが特徴ですが、セッティングの仕方で炊き上がりにむらが出る事もあります。
電気でなくガスを利用して炊飯を行う炊飯器です。構造が単純で、正しく取り扱うことができれば丸洗いも可能です。電気式に比べ火力も強く、炊きあがりも非常に良いことが特徴です。
熱伝導率が非常に良く、お米と水に一気に火が通り、短時間で炊き上げることができます。とても軽く、お手入れしやすいのが特徴です。じっくりと温度を上げて米を炊き上げる加熱方式でないため、食感は硬めに仕上がります。
ダイヤモンドの微粒子でコーティングされたダイヤモンド釜は、熱伝導率に優れ釜の中で激しい対流を生むことでお米一粒一粒にしっかり熱を加え、ごはんをふっくら炊き上げます。さらに熱量が増えることでお米本来のうまみが引き出され、深い味わいを楽しめます。お米の味わいにこだわりを持つ方におすすめです。
南部鉄器などで知られる鉄は、昔から料理器具としてよく利用されてきました。発熱効率が高いというメリットがありながら、デメリットをあまり持たないというオーソドックスに利用できるという性質を持ちます。
銅は熱伝導率が非常に高い金属です。温まるときはすぐに温まり、冷めるときはすぐに冷めるという性質を持っています。炊飯中に適切な温度コントロールができるという点においては、銅釜の右に出るものはありません。
IH炊飯器では土釜を利用することができないため、代替品として作られたのが炭素釜です。大きな炭素のブロックから削りだすことで成形を行います。土釜に似たような炊きあがりを持ち、非常に優れた性質を持ちます。一方で、制作にかかるコストが高く、製品自体の価格も少し高価なものになります。
基本的にガス加熱用になる土釜ですが、最近では釜の外側に銀をコーティングすることで発熱体を仕込み、IHやマイコン炊飯器にも使用されるようになってきました。土釜で炊くとおこげができるので、おこげが大好きという方におすすめです。
様々な釜がありますが、どの素材にも一長一短あり、それをどうにか解決しようと開発されたのがこのあわせ釜です。その名の通り、様々な素材を重ねることで釜を成形しています。各釜の良いとこどりができるのですが、コストが高くなるため、主に高機能、高価格帯の炊飯器に採用されています。
IH式に多く見られるこの圧力炊飯器は、加熱炊飯中に釜の中の圧力を上げるという機能を持つ炊飯器です。圧力を上げることで、水の沸点を上昇させ、米の内部までしっかりと熱を通すことができます。
圧力炊飯器は水の沸点を上げ、熱を通しますが、大体110℃程度です。スチーム炊飯器は、220℃程度の高温のスチームを炊飯工程の後半でお米に吹きかけることにより、米の乾燥を防ぎつつも米を加熱することが可能です。炊きあがりはしっとりと、歯ごたえのある炊きあがりになります。
超音波振動を米に与えることにより、米の吸水性をアップさせる機能です。米の吸水にかかる時間を短くできることから、炊きあがりを早くすることができるうえに、甘みを引き出した炊飯ができるのが特徴です。
炊飯器を米を炊くためだけの道具と思っている方は多いのでしょうか?今は、クリームシチューを作れたり、スポンジケーキを作れるものもあります。もちろん、機能性が上がれば、価格も上がってしまいますが、お料理好きの方には嬉しい機能ではないでしょうか?
近年の炊飯器のトレンドとして、AIを利用した自動調整機能が注目されています。この機能により、炊飯条件を自動的に最適化し、手間いらずで美味しいご飯が炊けます。 また、炊き分け機能も進化しています。「ふつう」や「もちもち」など、家族の好みやその日のメニューに合わせて食感を選ぶことができます。さらに、米の銘柄指定が可能なモデルも増えており、各地の美味しい米を楽しむことができるようになっています。ぜひ、トレンドも取り入れ、よりおいしいご飯を食卓に並べてみてください。
「豪熱大火力」の「鉄~くろがね仕込み~豪炎かまど釜」は、最大1.3気圧で米に甘み成分を浸透させ、ふきこぼれを抑えつつ大火力でふっくら炊き上げます。しゃっきりからもちもちまで好みの食感に炊き分ける7通りの「炊き分け圧力」。前回食べたごはんのかたさや粘りの感想を回答するだけで、炊き方を微調整し、81通りの炊き方から好みの食感に進化させます。
独自の炊き技「Wおどり炊き」。爆発的な沸騰と熱対流でしっかり熱を伝え、お米本来のうまみを引き出します。「ビストロ匠技AI」がさらに進化、追い炊き・蒸らし~保温までも、ビストロ匠技AIがごはんの状態や量を見極めて、最適な火加減・圧力加減にコントロール。乾燥しがちな長期間保存したお米や、おいしさに不安のある備蓄米も、状態に合わせておいしく炊き分けます。
王道のIH炊飯器を筆頭に、マイコン炊飯器や土鍋IH炊飯器など、数多くの炊飯器製造を行っている人気メーカー。ふっくらとおいしいご飯が炊ける炊飯器が豊富に揃っており、日頃から自炊をする方にもおすすめの王道の人気メーカーです。
電気ポットや炊飯器に力を入れており、象印の炊飯器は多くの方に愛用されています。長年改良を重ね続けたことで、象印の炊飯器は機能性に優れており、容量や炊飯器の種類も豊富な為、自分に合った1台が見つけやすいのも象印の魅力と言えるでしょう。
ご飯をおいしく炊くことを追求し続けている三菱の炊飯器は、「究極の一杯」をご自宅に提供してくれます。新しいモデルならお米に合わせた炊きわけも出来るため、お家で食べているお米に合わせて炊けるのがうれしいポイントです。
圧力スチームで炊き上げることで、ふっくらと仕上げる「ふっくら御前」など様々な人気炊飯器を販売するメーカーです。多くのごはんソムリエもうなる炊きあがりを実現してくれるため、自宅でいつでもおいしいご飯が食べられます。少なめのお米でも美味しく炊けるモデルもあり、ご飯を炊く量を変えたいご家庭におすすめです。
生活家電から美容家電まで幅広く製造している日本トップクラスの電機メーカー。多種の炊飯器を販売していますが、お米の旨味と甘さを最大限に引き出す「Wおどり炊き」は、おすすめのシリーズです。冷めてもおいしいご飯を炊いてくれるため、お弁当作りやお米をしっかり味わいたい方におすすめです。
シンプルに魅せるデザイン アーバンカフェシリーズ、ひとり暮らしのお部屋にもマッチします。460W大火力でお米の甘みを引き出し、2.5mm極厚まる釜の高伝熱とまる釜による熱対流でふっくらと炊き上げます。
容量 | 3合 |
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炊飯方式 | マイコン |
内釜の厚み(約) | 2.5mm |
ダイレクトセンサーで、炊飯量を正確に計測し、火力を細かく調整します。忙しいときでも、すぐにおいしいごはんが炊ける「うま速」モード搭載。お米のおいしさを左右する重要な時間帯では大火力を持続。激しい対流を続けてお米1粒1粒をしっかり加熱し、かまどのようなふっくらごはんを炊き上げます。
容量 | 3.5合 |
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炊飯方式 | IH |
内釜の厚み(約) | 2.0mm |
タッチキーとガラスパネルを採用したスタイリッシュな炊飯器。新たに「炊込みごはん」専用コースを搭載し、食卓の楽しみが広がります。2段IHと備長炭釜を使用し、3.5合までふっくらと美味しいご飯が炊けます。炊込みごはんは3合まで対応し、ほぐれやすく、味が染み込みやすいのが魅力です。
容量 | 3.5合 |
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炊飯方式 | IH |
内釜の厚み(約) | 2.2mm |
土鍋による「高火力」「遠赤効果」「やさしい泡立ち」で甘み、旨み、弾力を引き出します。土鍋に熱をまんべんなく伝え、激しくもやさしい熱対流を生み出し、お米一粒ひと粒に効率よく丁寧に熱を伝えます。新たに搭載されたセンターセンサーで、米の量と水の温度に合わせて、理想の火かげんを匠火センサーが判断し、毎日のごはんを丁寧に安定しておいしく炊きあげます。ステンレスフレームで、さっと拭けるので、毎日のお手入れをらくにします。
容量 | 3.5合 |
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炊飯方式 | 圧力IH |
内釜の厚み(約) | 5mm |
最高1.3気圧まで圧力を上げることで、大火力の加熱と、高温蒸らしを実現。甘みを引き出し、粒立ちよく炊き上げます。「大火力 沸騰鉄釡」は、発熱性の高い鉄層を含む底面を「凸底形状」にし、発熱面積を広げました。また、伝熱性の高いアルミ層が大火力の熱をすばやく伝えます。
容量 | 5.5合 |
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炊飯方式 | 圧力IH |
内釜の厚み(約) | 2.3mm |
独自の4つの底IHヒーターによる「炎舞炊き」で、かまどの激しい炎のゆらぎを再現します。部分的な集中加熱が可能で、激しい対流を生み出し、炊きムラを抑えつつふっくらとしたご飯を実現。さらに、発熱効率の高い「鉄~くろがね仕込み~ 豪炎かまど釜」を採用し、熱伝導率の高いアルミ層と耐久性に優れたステンレス層で構成されています。これにより、甘み成分も引き出します。
容量 | 5.5合 |
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炊飯方式 | 圧力IH |
内釜の厚み(約) | 2.2mm |
高火力でお米のα化を促進。ごはんの甘みを引き出します。蓄熱性の高い土鍋だから、しっかり熱を受けて旨みを引き出します。土鍋ならではの細かく均一な泡がお米を守り、弾力のあるごはんに仕上げます。クリアフレームで、さっと拭けるので、毎日のお手入れをらくにします。
容量 | 5.5合 |
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炊飯方式 | 圧力IH |
内釜の厚み(約) | 5mm |
象印の「炎舞炊き」が進化!3DローテーションIH構造により、激しい対流を引き起こし、甘みのあるふっくらごはんを実現。鉄、アルミ、ステンレスを組み合わせた「豪炎かまど釜」で発熱効率を向上。さらに、121通りの「わが家炊き」メニューで好みの食感に調整可能です。
容量 | 5.5合 |
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炊飯方式 | 圧力IH |
内釜の厚み(約) | 2.2mm |
大きな熱対流と圧力コントロールで加熱を促進し、お米に均一に火が通ることで、ふっくら粒立ちの良い炊き上がりに。丸底と厚みで旨さをさらに高める「備長炭かまど丸釜」。5種類の銘柄米からお好みのものを選び、それぞれの特長を活かした炊き分けで、お米本来のおいしさをお楽しみいただけます。お手入れ簡単、蒸気で汚れを浮かせるお手入れコース搭載です。
容量 | 1升 |
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炊飯方式 | 圧力IH |
内釜の厚み(約) | 5mm |
粒立つ!「もち×あま」ごはんをご家庭で。七重のヒーターで内釡を全方向から加熱し、粒感を引き出します。超音波振動で吸水を促し、浸け置きなしでも、ふっくら炊き上がるのが特長。設定した炊き方に合わせて超音波を調整します。お米のうまみを引き出すから、冷めてもおいしい。 お弁当やおにぎり、お寿司などにもぴったりです。
容量 | 一升 |
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炊飯方式 | IH |
内釜の厚み(約) | 2.0mm |
遠赤9層土鍋かまどコート釜で、熱を均一に広げ、ふっくらごはんを実現。多段階圧力機構により細かな圧力調整が可能で、粒感のあるごはんに。少量旨火炊きで1合から3合までおいしく炊き上げます。少量高速メニューを搭載し、忙しい日でも約15分で炊きたてごはんを楽しめます。
容量 | 一升 |
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炊飯方式 | 圧力IH |
内釜の厚み(約) | 3.0mm |
象印の「炎舞炊き」が進化!3DローテーションIH構造により、激しい対流を引き起こし、甘みのあるふっくらごはんを実現。鉄、アルミ、ステンレスを組み合わせた「豪炎かまど釜」で発熱効率を向上。さらに、121通りの「わが家炊き」メニューで好みの食感に調整可能です。
容量 | 一升 |
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炊飯方式 | 圧力IH |
内釜の厚み(約) | 2.2mm |
計量カップで量るときには、メモリにそって分量を正確に測りましょう。カップいっぱいのお米を使う時は、カップに米を盛り、盛り上がった部分をカップの口に沿って余分な分を取り除きます。
お米は最初の1回の水をたくさん吸収します。そのため、最初はたっぷりの水でささっとかき混ぜてすぐに水を捨てましょう。汚れが付着した水がお米に染み込まないようにするためです。あとは3~4回水を取り替えながら優しく洗います。うっすらと透けて見える程度になったらOK。水が透明になるまで洗う必要はありません。洗いすぎてしまうとお米の栄養や旨味が損なわれてしまいます。
炊飯器の目盛を基準にお水を調整しましょう。水加減をする時は、内釜を平らな場所に置いて左右の目盛を確認しましょう。また、この時に浄水器やミネラルウォーターなどを使用すると、より美味しいご飯が炊き上がります。お米の固さは、いつも通りに炊いてみてからお好み合わせてお水の増減をしてみましょう。
夏場は30分~1時間、冬場であれば1~2時間は侵漬(しんせき)しましょう。ご飯をふっくら炊くにはとても大切な時間です。お米は最初の30分間で急激に吸水し、約2時間で飽和状態になりますので、漬けすぎにも注意しましょう。お急ぎの場合は、洗米したあとぬるま湯に10分ほどつけてから炊飯する事で浸水時間を短縮できます。
炊きあがったご飯は10分から20分ほど蒸らしましょう。あまり長く蒸らしすぎてしまうと水滴が落ちて水っぽいご飯になります。蒸らしが終わったら炊飯器の蓋を開けて蒸気を逃がし、仕上げにご飯をほぐしましょう。そうする事で余分な水分が飛び、粒の表面にツヤがでて、全体的に弾力も出てきます。この時、しゃもじを水につけておくとご飯をほぐしやすくなります。
保温中はご飯が酸化し、においや変色の原因になりますので、できるだけ早めに食べきりましょう。3~4時間以上保温する場合はその都度炊いて食べたほうが節電にもつながりますが、どうしても食べきれない残ったご飯は、粗熱を取り、一食分ずつ優しくラップに包んで冷凍庫に保存しておくのがおすすめです。
コジマネットでの炊飯器の売れ筋が気になる方はこちらをチェック。
炊飯機能を追求したものや圧力鍋としても使える多機能のものまで、種類が豊富な炊飯器。今回ご紹介したアイテムの中に気になるものはありましたでしょうか?お米が主食の私たちにとって、炊飯器は欠かせない生活家電の一つです。1人暮らしで自炊したり、家族でおいしいご飯を食べたりと、生活に合わせた炊飯器で充実した食生活を送りましょう。
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