【2023年】初心者向け、交換用レンズの選び方

2023.5.26

【2023】初心者向け、交換用レンズの選び方

デジタル一眼カメラを買う醍醐味と言えばレンズを交換して様々な表現の写真を撮りたいからではないでしょうか?しかし、交換レンズの種類は数多くあり、実際に購入するとなるとどれを購入すればいいかわからないという方が多いのではないでしょうか?そこでレンズ購入に役立つ内容をご紹介いたします。是非、購入の際にお役立ていただければと思います。

レンズの種類

デジタル一眼カメラのレンズは、大きく分けて2種類あります。

【ズームレンズ】

ズームレンズ

ズームリングと呼ばれるものを回して焦点距離を自由に調節できるレンズです。特徴としては、大口径で重量がある機種が多いです。

【単焦点レンズ】

単焦点レンズ

焦点距離が固定されていて、ズームができないレンズ。特徴としては、軽量でコンパクトなものが多いです。

焦点距離と画角について

焦点距離と画角の関係性を知ることで、【標準レンズ】や【広角レンズ】、【望遠レンズ】などの違いがよりわかるようになると思いますので、しっかりと覚えておきましょう

焦点距離と画角について

焦点距離

被写体にピントを合わせた際の「レンズの中心」から「イメージセンサー」までの距離のことを言います。
この距離はレンズによって異なり、mm(ミリ)単位の数字で表されます。
焦点距離は50mmを基準としているため、この距離のものを【標準レンズ】と呼びます。
中には、「18-55mm」のように距離を変更できるものもあり、こういったレンズを【ズームレンズ】と呼びます。
また、この基準値よりも大きいものを【望遠レンズ】、小さいものは【広角レンズ】と呼びます。
焦点距離は短ければ広い範囲を写すことができ、長いほど遠くの被写体を大きく映すことができます。

  • 標準レンズ 焦点距離:35~55mm
    よくレンズキットとしてカメラとセットで販売されていることが多く、多少のズームもできるので色々な場面で使えるレンズです。
  • 望遠レンズ
    焦点距離に応じて呼び名が少し変わり、3つに分かれます。
    中望遠 70-150mm…被写体を強調するような撮影に向いていて背景をぼかした写真撮影に向いています。
    望遠 150-300mm…遠くの被写体を引き寄せて撮影するのに向いています。
    超望遠 400mmを超えるもの…野鳥などの動物撮影などで実際に近づけないような撮影に向いています。
  • 広角レンズ 焦点距離10-35mm
    画角が広いため、広範囲での撮影に適しています。

画角

画角は画面に映る範囲の広さを角度で表したものを言います。
角度が広がることで、広い範囲を映し出し、狭まると狭い範囲を映し出します。
ちなみに画角が45度のものが【標準レンズ】、それより広ければ【広角レンズ】、狭いものが【望遠レンズ】と呼ばれています。
広範囲のものが撮りたい場合は、広角レンズ。遠くのものを撮りたい場合は、望遠レンズを使用するようにしましょう。

絞り値(F値)について

絞り値(F値)について

絞り値(F値)は数字が小さいほど明るいレンズという認識になります。
F値が、F3.5-5.6などと記載されている場合、焦点距離によりF値が変わる場合で、左側が広角、右側が望遠での最小のF値として記載されています。
*背景をぼかした写真を撮りたい場合はF値が2.8以下のものがおすすめです

手振れ補正について

最近のカメラには当たり前のように手振れ補正機能がついているものが多いですが、この機能には【ボディ内手振れ補正】と【レンズ内手振れ補正】の2つがあります。

【レンズ内手振れ補正】
レンズに内蔵されているジャイロセンサーがブレを検知することで、レンズに内蔵されている補正専用のレンズがブレに対して反対方向に動き、ブレを打ち消します。

【ボディ内手振れ補正】
ボディ内のジャイロセンサーがブレを検知し、イメージセンサーが動くことで補正が行われます。

メーカー別レンズ内手振れ補正機能名称

Canon IS (Image Stabilizer)
Nikon VR (Vibration Reduction)
SONY OSS (Optical SteadyShot)
Panasonic OIS (Optical Image Stabilizer)
タムロン VC (Vibration Compensation)
シグマ OS (Optical stabilizer)

レンズの特徴

レンズは種類によって、特徴が異なります。各レンズの特徴を押さえておけば、自分が撮りたいものに適したものはどれか悩むことはなくなるはずです。

標準レンズ
標準レンズ

人間の視野と同じくらいの画角のため、自然で違和感のない写真に仕上がります。

撮影に適したシーン
スナップ撮影(日常の出来事や風景の一瞬を捉えた写真)
ポートレート撮影(背景をぼかし、背景から人物を際立たせるような写真)

標準レンズ一覧を見る

望遠レンズ
望遠レンズ

超望遠であれば、遠く離れた野鳥の撮影なども楽しむことができます。

撮影に適したシーン
近づけない遠く離れた被写体の撮影
被写体の一部のクローズアップ撮影

望遠レンズ一覧を見る

マクロレンズ
マクロレンズ

通常のレンズでは不可能な被写体に接近した写真撮影が可能です。

撮影に適したシーン
接写での撮影や、オークション用の物撮り撮影
スナップ撮影(日常の出来事や風景の一瞬を捉えた写真)

マクロレンズ一覧を見る

広角レンズ
広角レンズ

風景をダイナミックに写したり、遠近感を強調したい写真撮影に向いています。

撮影に適したシーン
風景撮影
複数の被写体を画角に収める撮影

広角レンズ一覧を見る

魚眼レンズ
魚眼レンズ

約180度もの広い範囲を撮影することが可能なため、独特な味のある不思議な撮影ができます。

撮影に適したシーン
奥行や高さを強調した写真撮影
写真の中心部を極端に大きくしたインパクトのある写真撮影

魚眼レンズ一覧を見る

純正レンズとサードパーティー製レンズの違いについて

正レンズとサードパーティー製レンズの違いについて

純正レンズ

純正レンズはカメラメーカーが自社のカメラに合うように独自開発したレンズです。自社のカメラマウントの特徴をよく理解したうえで開発されているため、当然のことながらクオリティにまちがいはありません。

サードパーティー製レンズ

カメラメーカー以外のメーカーが各カメラマウントに合うように開発したレンズがサードパーティー製レンズです。純正レンズに比べ価格が安いものが多いですが、近年では品質的にも劣らなくなってきたものも多数販売されています。

マウントについて

レンズは何でも全てのカメラに装着できるものではありません。装着できるものはレンズとカメラ本体の【マウント】が対応しているものに限ります。マウントはメーカーや機種によっても異なるため、購入する際には注意が必要です。

主要メーカーマウント一覧

ミラーレス 一眼レフ
SONYEマウントAマウント
CanonRFマウントEFマウント
OLYMPUSマイクロフォーサーズ-
NikonZマウントFマウント
FUJIFILMXマウントGマウント
Panasonicマイクフォーサーズ/Lマウント-

ではマウントが違うと絶対に装着できないのかとなると、そうではありません。【マウントアダプター】と呼ばれる部品を使用することで装着は可能になります。ただし、万能ということではなく一定の機能が使えないなど、制限が掛かる場合があります。

ミラーレス

一眼レフ

おすすめレンズ関連品

大切なレンズを傷や埃などから守る関連品

大切なレンズを傷や埃などから守る関連品もお忘れなく!

レンズフィルター

レンズフィルター

レンズを傷や汚れから保護します。レンズの直径により使用できるフィルターが違うため購入の際にはお持ちのレンズの径の確認をお忘れなく。

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レンズペン

レンズペン

レンズ表面についた異物や汚れを除去します。異物が付いたままだと傷の原因となるためこまめに払うようにしましょう。

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クリーニングクロス

クリーニングクロス

レンズ表面についた目に見えない埃や油膜の汚れを確実に落とす際には必需品です。

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ブロアー

ブロアー

レンズ表面だけでなく、カメラ内部のゴミや埃を除去する際に欠かせません。

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ドライボックス

ドライボックス

レンズに湿気が付いたままにするとカビが発生します。そうなる前にドライボックスに入れて保管しましょう。

ドライボックス一覧はこちら

商品ページの見かた

商品ページの見かた

コジマの商品ページでは、主要メーカーのページには一目でわかる機能表が付いています

この機能表をご覧いただければ、主だった内容が確認できますので、是非ご活用ください

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レンズ選びでお悩みの方、今回の記事はお役に立ちましたでしょうか?一言にレンズと言ってもその数は多数あり、本当に選ぶ時には迷ってしましますよねカメラにはまればはまるほど、レンズ選びは困難になるかもしれませんが、今回の記事を足掛かりにカメラに興味を持っていただければ幸いです。

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