【2022年】双眼鏡の選び方

2022.10.3

【2022】双眼鏡の選び方

双眼鏡は様々なシーンで活躍するとても便利なものです。ライブやコンサート、バードウォッチングや天体観測など人によっても使い方は様々だと思います。しかし、使用用途が合わないものを選んでしまって失敗することもあるでしょう。そこでそんな失敗をしないために、双眼鏡選びのコツをご紹介しますので是非参考にしてみてください。

双眼鏡を選ぶ前に
知っておきたい大事なこと

双眼鏡を選ぶための
ポイント

双眼鏡を選ぶ前に知っておきたい大事なこと

双眼鏡を選ぶ前に知っておきたい大事なこと
  • ・対物レンズ有効径
  • 対物レンズ口径とは見る側のレンズの口径のことを言います。倍率が同じ場合、有効径が大きいほど明るくシャープにみることができます。逆に倍率が高くても有効径が小さければ、暗く手振れもしやすくなります。
  • ・ひとみ径
  • 聞きなれない言葉ですが、双眼鏡を覗いた際に見える丸い穴の大きさのことを言います。これが大きければ大きいほど明るく見えます。
  • ひとみ径は次の計算式で求められます。
  • ひとみ径=対物レンズの有効径÷倍率
  • 仮に倍率が8、口径21の双眼鏡であればひとみ径は2.6mmになります。ひとみ径が瞳孔より大きいか小さいかによって見え方が変わってきます。
  • 【使用用途別ひとみ径】
  • ライブ、劇場・・・2.5mm
  • スポーツ観戦・・・3mm
  • バードウォッチング・・・3.5mm
  • 天体観測・・・5mm以上
  • ・実視界と見掛視界
  • ▶ 実視界
  • 双眼鏡を動かさずに見れる範囲を角度で表した数値のことを言います。実視界が広いほど観察できる範囲が広くなりますが、双眼鏡の倍率が高くなれば実視界は狭くなります。
  • ▶ 見掛視界
  • 双眼鏡を覗いた際にひらけて見える視界の角度を言います。見掛視界が広いと、高倍率でも実視界が広くなります。
  • ・アイレリーフ
  • アイレリーフとは最も目に近いレンズ面の頂点から射出瞳までの距離を言います。アイレリーフが長いものほどレンズから離れた位置で視界全体を見渡すことができるので、眼鏡を掛けたまま双眼鏡を覗きたいという人は、アイレリーフが長いものを選びましょう!
  • ・コーティング
  • 双眼鏡のレンズには光の損失を抑えるためのコーティングが施されています。コーティングの質によって明るさが変わるため、暗い場所での使用用途であれば高品質なコーティングがされたものがおすすめです。

双眼鏡を選ぶためのポイント

双眼鏡を選ぶためのポイント
  • ・ズーム倍率について
  • 単純に遠くのものを見るものだから、高倍率のものがいいと思う方もいるかもしれませんがそれは大きな間違いです。高倍率にした場合、レンズの有効径も大きくなるため双眼鏡そのものも大きくなり、手振れなどしやすくなります。もちろん大きくなると重くもなるので持ち運びにも不便です。手軽に持ち運ぶものとしては、10倍ぐらいまでのものを選ぶのがコツといえます。
  • ・防水
  • バードウォッチングやレジャーなどに使用される方には必須の機能といえます。防水でない場合、気温差でレンズが曇る恐れがあるため屋外での使用には注意しましょう。

使用シーン別、双眼鏡の選び方

劇場、コンサートホール
  • ・劇場、コンサートホール
  • 屋内の会場であれば4~8倍、屋外で広い会場であれば8~10倍ぐらいの倍率のものが臨場感んもしっかり得られるでしょう。また夜間のライブやコンサートホール場合、会場が暗いため演者の顔がしっかり見える高品質なコーティングが施されているものがおすすめです。
スポーツ観戦
  • ・スポーツ観戦
  • スポーツ観戦の場合は、選手の表情もしっかりとらえられる高倍率(8~12倍以上)のものがおすすめです。更に広い視界タイプのものならサッカーのような動きの激しいスポーツでもしっかりと選手の動きを追え、見たいシーンを逃しません。欲を言えば、防水タイプにしておけば急な悪天候にも対応できます。
天体観測
  • ・天体観測
  • 天体観測の際には、手振れが起きにくい倍率を選ぶことが重要です。(7~10倍程度)仮に高倍率で長時間間見たい場合には、三脚に固定し使用するようにしましょう。また肉眼ではっきりと星を見るために、ひとみ径が5mm以上の高品質なコーティングがされたものを選びましょう。
天体観測
  • ・バードウォッチング
  • バードウォッチングの場合、倍率もさることながら対物レンズの有効径が大きいものを選ぶようにしましょう。更に広視界タイプのものを選んでおけば、遠く広い範囲も見えるため見たい鳥も素早く見つけることができるのではないでしょうか?

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