給湯器のリモコンに12と出ていたらどうなる？

リモコンを見ていたら12と出てしまっていて、なんのエラーかわからない方もいるでしょう。

12というのは、それまで普通に出ていたお湯が急に出なくなってしまい水になっている、あるいはお湯が出なくなる状態をお知らせしています。

通常であればお湯を使うために給湯器の中でガスが点火し、作ってくれています。 しかし、12のエラーが出てしまうと、お湯が水になってしまうのです。

何が原因だったのか見てみる

給湯器のリモコンに12のエラーが出た場合、何かが原因となってお知らせしてくれています。しかし、原因は一つではなく、さまざま考えられるためまずは何が良くなかったのか調べてみましょう。

さまざまなガス器具を使ってみてほかのものも点火しなければ、ガスがおかしくなっているかもしれません。ガスメーターを見て赤く点滅していれば、エラーコードの12はガス遮断が原因となっています。まずは使えるように操作をして、その後12のエラーを解消しましょう。

ほかにも、外の天気によって一時的に点火しにくくなってしまう場合もあります。すぐには良くならなくても、少し経てば普通に使える場合もありますので様子を見てみましょう。

自分でリセットする方法

エラーコード12は、自分でもリセットが簡単にできるため覚えておきましょう。

お風呂や暖房などすべてのガスの動きを止めて、給湯リモコンの運転スイッチの電源を一旦切ります。その後、もう一度入れるにして、エラーが起きた時と同じように操作をしてみましょう。 ここで何も出なければ、なんでもなかった可能性があります。

その後もエラーコード12が出てしまう場合は？

何もなく直ってくれれば問題ありませんが、その後もエラーコード12が頻繁に出てしまう可能性もあります。

まず修理を依頼したいという場合は給湯器メーカーに問い合わせをしましょう。 すでに古くなっている時には、新しい給湯器へ交換して頂くと安心して長く使用することができます。

壊れて初めて買い替えを検討？

家電製品や自転車など、壊れるまで使い込み、壊れて初めて買い替えを検討する方は多いのではないでしょうか。

給湯器も同様で、ある日、お湯が出なくなることや温度が上がらなくなり、シャワーも使えず、お風呂にも入れなくなって、ようやく交換する方が少なくありません。

家電製品でも給湯器でも、多くの方が、まさか壊れるとは思っていなかったと言います。 ですが、ほとんどの場合で、製造上の寿命が到来しており、限界まで使い込んでいる方が多いのです。

限界はわからなくても寿命はわかる

給湯器が突然壊れたというケースでも、後から振り返るとお湯が沸きにくくなるなど、異変を感じていた方は少なくありません。とはいえ、急に動かなくなるとは思わなかった方が多いのが実情です。

給湯器が壊れそうかどうか、機器の限界は給湯器のプロでないと判別はしにくいです。ですが、寿命は基本的に10年なので、使用年数を考えれば、そろそろ交換時期だということはわかります。

壊れるまで使ってはいけないのはなぜ？

壊れる前に交換したほうが良い理由に一つは、壊れた時の不便さです。夜に入浴しようとしたところ突然お湯が出なくなったなど、生活に支障をきたします。

もう一つは、とても重要な注意点であり、限界まで使った結果、不完全燃焼による一酸化炭素中毒やガス爆発、漏水によるショートや漏電火災など、大きな事故につながるおそれもあるためです。

もう一つは効率性やコストの問題です。老朽化すると性能も落ち、お湯を沸かすのに時間がかかる、より多くのガスを消費するなどし、時間のロスやガス代や電気代がかさんでいきます。

給湯器を交換するのはお金がかかるからと、壊れるまでとことん使い続ける方がいますが、寿命が来る前に交換することで、ランニングコストを抑えることが可能です。 新しい給湯器ほど性能も良く、省エネ性能が高く、快適に使えてランニングコストも抑えられるのです。