給湯器のリモコンにエラーコードが表示されたら？

給湯器を使用しているときに、何かしらのトラブルが発生すると、エラーコードでお知らせしてくれます。

エラーコードは数字やアルファベットで表示されるため、どんな不具合が起きているのかわからないという方も多いでしょう。いざというときのために、代表的なエラーコードの内容を頭に入れておきましょう。

エラーコード例：002

002は、水位設定不良が起きたときに表示されるエラーコードです。故障ではなく、誤操作によって表示されることがほとんどです。

このエラーコードが出たときは、一度浴槽内にあるお湯を流し、給湯器の再操作をしてみると良いでしょう。

エラーコード例：031

031は、湯はり機能が強制終了したときに、表示されるエラーコードです。湯はりをしている際、停電が発生して機能が止まった場合にこのエラーコードが表示されることが多いです。

このエラーコードが出たときは、停電が復帰した後に給湯器のスイッチを入れ直し、再操作させてみてください。

エラーコード例：043

043は、暖房水補給の時期を知らせるエラーコードです。このエラーコードが表示されたときは、暖房補給水栓を開き、給水を行いましょう。

エラーコード例：101

101は、給湯能力ダウン運転時に表示させるエラーコードです。給排気通路の閉塞や部品の故障などが原因で、このエラーコードが出ることがあります。

給湯器の運転スイッチを一度切り、再操作することで解消されることが多いですが、解消されない場合は給排気口の掃除を行いましょう。

エラーコード例：170

170は、ドレンタンク水位電極水位異常を知らせるエラーコードです。

このエラーコードが表示されたときは、ドレンタンクに問題が起きている可能性があります。購入した給湯器メーカーへ連絡して、ドレンタンクや給湯器全体の点検をお願いしたほうが良いでしょう。

もしも異常が見つかったときは、修理や交換が必要です。 修理では対応できない古い給湯器を使っている場合は、新しい給湯器への交換をお考え下さい。

給湯器の寿命について

給湯器には、寿命があります。どんなに性能の高い給湯器でも、時間が経つと不具合が出る場合や故障率が高くなってしまうのです。

どのくらいで寿命を迎えるのかについては、給湯器の種類、使用状況、設置環境などによって差があります。平均すると、10年〜15年くらいが給湯器の寿命だと言われています。使用頻度が少ない場合やメンテナンスをしっかり行っている場合は、20年以上使用できることもあるでしょう。

ただ、給湯器メーカーは、基本的には10年程度の耐用年数を見込んだうえで、製造・販売しています。購入から10年以上経過した給湯器は、一見問題がなさそうに思えても、寿命が近づいていると考えておいたほうが良いでしょう。

古いタイプの給湯器は修理より買い替えがお得かも？

新しい給湯器を購入する場合は、10万円〜30万円くらいの予算が必要です。省エネタイプや高機能な給湯器を選ぶ場合は、それ以上の費用がかかることもあります。

買い替えはお金がかかるので、古い給湯器を修理して使い続けたいと思う方もいるかもしれません。確かに、修理代のほうが買い替えよりも、費用を安く抑えることができます。ただ、古いタイプの給湯器は、修理をしてもすぐに壊れてしまう可能性が高いのです。

何度も修理を繰り返していたら、買い替えよりもコストがかかってしまうかもしれません。 そう考えると、早めに新しい給湯器に買い替えてしまったほうがお得と言えます。

最も怖いのは一酸化炭素中毒

そもそも、古いタイプの給湯器を使い続けていることには、大きなリスクがあります。

突然お湯が出なくなることや温度が安定しにくくなるため、毎日ストレスを感じながら使い続けなくてはなりません。最悪の場合には、不完全燃焼を起こす危険もあるのです。

過去には、給湯器の不具合により、一酸化炭素中毒による死亡事故もありました。安全面においても、古いタイプの給湯器の使用は中止して、壊れる前に新しいものに交換ことを強くおすすめします。