給湯器のトラブルで表示されるエラーコード

エラーコードは、給湯器のトラブルが発生したときにリモコンの画面に表示される警告メッセージです。

「002」といったように数字だけで表示されるものもあれば、「E-0L」といったように数字とアルファベットを組み合わせたエラーコードが表示されることもあります。

エラーコード例：103

103は、暖房燃焼異常を示すエラーコードです。 給湯器の給排気通路の閉塞、熱交換器フィン詰まりなどが原因でこのエラーコードが表示されることがあります。

給湯器のリモコンの運転スイッチを切り、電源を入れ直すことで改善することも多いので、一度試してみると良いでしょう。

エラーコード例：130

130は、給湯器に搭載されているCOセンサーや不完全燃焼防止装置が作動したときに表示されるエラーコードです。このエラーコードが出たときは、給排気通路側に問題があるほか、熱交換器フィンが詰まっている可能性も高いです。

フィルターをきれいに掃除することで、改善することがあります。 給湯器メーカーへ相談し、点検をお願いしてみると良いでしょう。

エラーコード例：392

392は、給湯器のバーナーセンサー異常を示すエラーコードです。このエラーコードが出たときは、バーナーセンサーの短絡や断線の可能性があります。

一度給湯器のリモコンのスイッチを切り、再稼働させてエラーコードの表示をチェックしてみましょう。 消えていれば問題ありませんが、それでも直らないときはメーカーによる修理が必要です。

エラーコード例：02

02は、1時間以上連続で燃焼させたときに表示されるエラーコードです。

連続湯はりを行っていた場合は、給湯栓を閉じて一度運転を停止させ、給湯器を休ませてみると良いでしょう。その後に電源を入れて、再稼働させてみてください。

なお、浴槽排水栓の閉め忘れが原因でこのエラーコードが表示させることもあります。

エラーコード例：E3

E3は、給湯ファン回転異常時に表示されるエラーコードです。給湯器のファンモーターや、電子ユニットなどが故障している可能性が高いです。

再稼働させても直らないときは、給湯器の寿命が近づいているかもしれません。 この場合はメーカーによる修理よりも、コジマの給湯器駆け付けサービスなど交換業者へ本体交換をご依頼頂くことをおすすめします。

給湯器は年数が経てば劣化し毎月のガス代も高くなる

経年劣化すると知っていても、給湯器を丸ごと交換するのは高いから困ると躊躇している方もいるでしょう。

リモコンで操作ができお風呂などで問題なく使用できていれば、そのまま20年や30年使っていてもいいだろうと思っている方もいるかもしれません。しかし、目に見えて大きく変化がわからなくても、約10年前後経てば劣化は大きくなっています。

そのまま使用していると、新品で購入した当時よりも動きが悪く、より大きなエネルギーが必要になり毎月のガス代も高くなってしまうのです。劣化が原因だとわからず、「なぜガス代が高くなってしまっているのか」と悩むことになってしまいます。

水の質によっても給湯器の持ちが変わる

中には普通の水道水ではなく、井戸水でエコキュートを使っているという家庭もあるかもしれません。

残念ながら水の質が井戸水となると、すぐに壊れてしまう場合もあります。 水道水などと違い不純物も多く含まれていますので、給湯器の部品などを刺激してしまい錆びてしまうのです。 特に硫黄やカルシウムなどが多いと、給湯器が耐え切れず故障の原因となってしまいます。

井戸水を使用している場合はどうしたら良いのか

部品を通常の水道水に対応したものだと弱いため、井戸水でも耐えられる専用のものを選ぶようにしましょう。設置する時にも井戸水を利用したいという旨を伝えられれば、業者側でも簡単に錆びないような井戸水用の部品に交換してくれます。

ブレーカーのチェックも定期的にしておこう

何もないと思っていても、ブレーカーに少し異変が起きている場合もあります。

業者にお願いしなくても、自分で漏電していないかどうか調べられます。テストボタンがあり、漏電ブレーカーを入り切りさせて確認してみましょう。問題なく何も反応がなければ良いのですが、万が一おかしい反応があった時には状態をチェックしてもらい、修理などをしてください。