日本の祭

壬生の花田植

広島県
この地方には、田植えを何人かのグループで行うという習慣があった。豊作を願ってのこの行事は、水田で行われる。農業においては、田植えは、あたりまえのことなのだが、集団で行う中で、これらの単純な仕事を楽しく、働くことに喜びをもたらそうとしたものである。絶対の権限をもつサンバイと早乙女は、笛を取りあげながら掛け歌式に歌い返す。太鼓、笛、鉦などを男性達でにぎやかに囃す。早乙女は、田植え綱につけられた目印に笛を植えていくのだが、サンバイと早乙女の歌声と、笠の動きが揃い囃し手のバチさばきが見事である。田植えが機械化された今では、貴重な風景といえるであろう。主役である牛に墨を多量に用いて、華やかな中に厚みを持たせた。

[開催日時] 6月第1日曜日
[開催場所] 広島県山県郡北広島町壬生
[交通手段] JR広島駅より北広島町方面行き高速バスで50分、千代田バス停下車徒歩10分。中国自動車道千代田ICから北広島町方面へ車で5分



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