日本の祭

那智の火祭

和歌山県
熊野三山は、日本でも有数の霊地と呼ばれている。山間修行が行われるようになった熊野坐神社、熊野速玉神社 熊野那智神社の三つの神社があり、なかでも那智神社は、雄大な那智滝がそばにあり、一大聖人霊地として多くの人が、訪れるようになった。その背景には、この那智滝がインドの観世音菩薩が住んでいたというところを、連想させる土地柄であったからだといわれている。滝は「飛滝権現」として御神体のごとく親しまれるようになった。大松明に点火して、ふんどし姿の若者たちが階段を登っていく姿は壮観である。その火は滝のもとにともされる。暗い緑と灰色の階段に、松明の赤い炎が、周囲に飛び散る。木の間に見える火の炎は神のパワーの力のように見える。那智滝で行われるこの神ごとは、きわめてドラマチックである。赤の炎の色彩を浮きあがらせるために、墨の色彩と濃淡に心を配った。

[開催日時] 7月14日
[開催場所] 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町
[交通手段] JRきのくに線伊勝浦駅より熊野交通バス那智山方面行きで神社・お寺駐車場下車徒歩約10分



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