日本の祭

火伏せの虎舞

宮城県
黄色と黒という対照的なコントラストの色彩のとりあわせが、虎という動物に仕立てられた時、人々は、その意匠の美しさに目を奪われる。祭りは、ほとんど地上や水上で行われるものであるが、この祭りは、住宅の屋根の上で行われる。これは、虎の威を借りて風を鎮め、火の災難を防ごうとしたものと伝えられているが、この演出は面白い。屋根は、住宅の雨をしのぐというものだが、このような発想は、エンターテインメント性がある。この画は、この発想の異端さに魅かれて描いている。トラのこの舞には、日本に伝わる獅子舞の発想なのであろうが、軒先に飾られた桃色の花とのコントラストが、一般住宅である家を舞台に作り替えてしまい、不思議な風景となる。屋根の一部に墨を多く使っているが、これは、トラを浮き出させる大きな役目をしている。

[開催日時] 4月29日
[開催場所] 宮城県加美郡加美町花楽小路商店街 まつり会場
[交通手段] JR古川駅より中新田方面バスにて20分



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